2013年1月29日火曜日

島根県パワエレ研究会


昨日と今日の午前は、企業様と共同研究の話し合い。
それぞれ、関東、関西から遠路はるばるお越し頂き、ありがとうございます。

島根県知事様、岡山から新幹線を米子経由で通して下さい。
産学連携がより一層活性化します。(笑)


さて、今日の午後は、島根県パワエレ研究会で、インダクタ設計の対応。
昇圧チョッパのインダクタを設計通りに巻線を巻いて、ギャップを入れて、飽和しないように実機構築できるかどうかを、オシロスコープで確認します。


パワエレ研究室の学生全員で対応にあたったのですが、中心となって実機システムの準備等を取り組んでくれたのが、今岡(修士2年)と坪井(修士1年)です。
(写真中央で手を挙げて、回答しているのが今岡、その右手にスーツを着て立っているのが、坪井。)

坪井君の活躍の詳細はこちら!

インダクタ電流を見て、飽和していたり、上手く動かなかったりで、皆さん楽しんで(?)くれていた様子で、安心しました。

今回は、完全に学生主体で企画してもらいました。
素晴らしいインダクタ設計用のカリキュラムが出来上がって、来春に服部(修士2年)が立ち上げる教育系ベンチャー企業の目玉商品にもなりそうです。

今後も、地域の皆様にできる限りの知識を提供させて頂きながら、それでも世界のトップを目指して、研究室一同、頑張って参ります。

最後に、いつもサポート頂いている島根県関係の皆様に、厚く御礼申し上げます。
良い産学官連携が実現できて、本当に嬉しいです。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月26日土曜日

パワエレ研究室スキー旅行


先週は4社の企業さんがご来学。
が、詳細はここでは報告できません。(笑)

代わりに、学生の様子をば。

1月22日は、研究室の皆でスキー旅行に行った模様。


パワエレ研究室では、今の卒論や修論締切とは関係なく、企業さんが毎日ご来学頂き、その対応に追われます。
そういった中で、皆でこうやって息抜きしてもらえるのは、本当に嬉しいですね。
研究だけでなく、遊びのチームワークも、大切です。

これから残り2ヶ月間、頑張っていきましょう!
(来週から、鬼のようなスケジュールです・・・)



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月23日水曜日

ご来場御礼


先週の1月16日〜18日まで開催されたオートモーティブワールド2013に出展していた島根県のブースにご来訪頂いた皆さん、ありがとうございます。

会場は東京ビッグサイト。


立派な会場で出展できる機会に、感謝です。

会場の様子はこんな感じです。


お客様がひっきりなしで、島根県関係の皆さんがフルにご対応頂きました。

プロジェクトに関わった皆さんです。


右から、金澤(修士1年)、井上社長(株式会社アクティブ)、西垣(学部4年)。
当日の説明に奔走した皆さんです。

今回の出展にご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
今後は皆さんのご期待に沿える様、具体的なビジネスモデルの構築に尽力して参ります。

「元祖・過疎県」と自虐ネタで有名な島根県(笑)を、ネタではなく実効ある形で、皆で元気にして参ります!



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月20日日曜日

プロジェクトセミナー


島根大学総合理工学部は理工特別コースというカリキュラムを持っています。
これは、成績優秀な学生さんしかこのコースを選択できないのですが、早めに研究室に配属される(3年次から)というのが、通常コースとの違いです。

1月16日(水)に、私の研究室を志望している、現在、学部2年生の石原君が、プロジェクトセミナー(能動的にその分野の基本的な内容について自分で問題探求し、発表するという講義)の一環で、この半年で取り組んできた研究を発表しました。



上記の通り、通常は基本的な文献等を調査し、その内容を発表するのですが、石原君は運悪く(笑)、パワエレ研究室配属です。
やることも、当然、ガチンコになります。

発表題目は「新型GaN-FETの高周波駆動と有能性の検証」。

ご専門の方は表題だけで「マジか!?」という感じでしょうが、表に出ていない新型GaN-FETを同期整流によりコンバータの高効率化を図り、さらにMHzクラスの高周波化を実現しています。
それらの性能について、従来のMOS-FETと相対比較することで、有効性を明らかにしています。

学部2年生がここまでの成果を出すために、石原君は元旦まで実験室に籠もって、夜遅くまで実験していました。
そういうバックグラウンドが、発表にもやはりにじみ出てきます。
素晴らしい発表内容でした。
来年度は、完全に共同研究プロジェクトに入ってもらい、世界を相手に戦ってもらいます。


高校生の皆さん、島根大学でこのカリキュラムを選択すれば、他の大学生よりも早く、この様な世界最先端の研究に携わることができます。
是非、志望してみて下さいね。

本コースにご興味があれば、山本(yamamoto@ecs.shimane-u.ac.jp)までご連絡下さい。


パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月15日火曜日

セミナー講演案内


2013年3月18日(月)~19日(火)に三田NNビル(東京都・港区)で開催されるEV・PHV分野の給電・充電技術セミナー(日本能率協会)で講師を担当します。
(セミナー名をクリックいただければ、内容紹介が別ページで開きます)

私は1日目の午後の担当で、講演題目は「EV・PHV車載用バッテリー充電器の小型軽量化設計手法」です。

内容は下記。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2-EV・PHV車載用バッテリー充電器の小型軽量化設計手法
・バッテリー充電器のトランス部における小型軽量化設計法
・バッテリー充電器の低損失化手法
・バッテリー充電器への新デバイス(GaN-FET、SiC)の適用事例
・バッテリー充電器の双方向化手法(スマートグリッド対応充電器)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 本セミナーでは、今後、確実に大きな市場を獲得するEV・PHVに必須技術である車載用バッテリー充電器の設計技術を学ぶ。
特に今後は燃費向上、居住スペースの確保の観点から、小型軽量化技術が市場席巻への必須条件となる。今回は特に、小型軽量化の観点から車載用バッテリー充電器の設計技術を習得する。
小型化技術については、トランス設計、低損失化、新デバイス応用の観点から解説する。
 またスマートグリッド対応型双方向バッテリー充電器の回路構造、制御手法についても解説を行う。
 本セミナーでは、既存の設計法では無く、次世代型バッテリー充電器に対応した最先端小型化技術・制御技術に対する設計法を習得可能である。

     山本 真義 島根大学 総合理工学部 准教授

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


通常の電源設計をやっても良いのですが、それでは他社との差別化を図れません。

今回は、磁気、新デバイス(SiC,GaN)、回路技術、制御手法の4つの方面から、バッテリー充電器への最新技術の適用法を紹介します。
上記のどれかの技術だけでも製品化できれば、産業界に大きなインパクトを与えることができます。

この機会に是非、ご参加下さい。


ちなみに、同セミナーの他の講演者の皆さんは、結構、視野の広いお話をされますが、私だけ電源部のノウハウチックな泥臭い内容になっています。

・・・空気読んでない?(笑)


パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月14日月曜日

新聞社各社に報道!


先の1月9日に開催された観光用電気自動車お披露目会の記者会見等の様子が、新聞各社に掲載されていました。

朝日新聞(平成25年1月10日付)の記事。


中国新聞(平成25年1月10日付)の記事。


日本海新聞(平成25年1月10日付)の記事。


あとは、NHKやBSS山陰放送、TSK山陰中央テレビのニュースで放送されたそうです。
こちらも動画が入手できましたら、またアップします。


パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月13日日曜日

オートモーティブワールド2013


開始直前の再連絡です。

来週の1月16日〜18日まで開催されるオートモーティブワールド2013車の軽量化技術展に島根県次世代自動車等技術研究会として島根大学も出展します。

そして、株式会社アクティブさんが作成されたあの馬車型電気自動車も展示。

下は、今回、馬車型EVの作成に関わったメンバーと共に、宍道湖畔で撮影されたもの。


個人的に、最前列のプロジェクトリーダーの金澤(修士1年)のキメ顔が素敵です。(笑)

金澤の後ろには株式会社アクティブの井上社長がおられます。
今回の馬車型電気自動車をわずか1ヶ月半で完成させられました。
会場にもおられますので、是非、声をお掛け下さい。

パワーエレクトロニクス研究室からは、金澤(修士1年)、西垣(学部4年)が展示会場に立ちます。
ご遠慮なく、何でもご質問下さいね。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月12日土曜日

科学の甲子園


昨年最後のイベントの報告を忘れていました。

昨年の12月26日に、松江北高校の皆さんが来学されました。

3月23日〜25日に開催される科学の甲子園への対策を練りに来られたのです。
島根県教育委員会高校教育課の皆様に企画、サポートして頂きました。

今回はクリップモーターカーをいかに速く走らせるか、というのが競技の求められるポイントだそうです。
その指導の重責を担ったのが、臨時講師として採用された修士2年の今岡。

徹夜でパワーポイントを作って、講義を行いました。
(右手の人物が今岡)


指導の後は、自分も高校生の皆と並行してクリップモーターカーを必死で作成します。
ここは一つ、大学院生の凄さを見せつけなければなりません。



・・・動きませんでした。(笑)

また追って、今岡が島根大学パワエレ研究室の日常に動いたものや、そのコツなんかを掲載してくれるかも知れません。

ただ、今月は今岡が、
ECCEへの英語論文投稿
・電気学会への英語論文投稿
・共同研究成果報告資料作成
・京都出張、名古屋出張、長野出張とその資料準備
・忘れていましたが修士論文執筆(笑)
に翻弄されていますので、松江北高校の皆さんは、あんまり期待しないで待っていて下さいね。


あと、個人的なことですが、科学の甲子園には、山口県からは私の母校である宇部高校が出場します。
松江北高校の皆さん、是非、制圧してやって下さい。(笑)



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月9日水曜日

観光用電気自動車のお披露目会


それではやっと、リアルタイムなパワエレ研究室ニュースです。

1月9日には、次世代自動車等技術研究会、株式会社アクティブ、島根大学の合同で作成した観光用電気自動車のお報道関係の皆様へのお披露目会が開催されました。

この車両は1月15日〜17日まで開催されるオートモーティブワールド2013車の軽量化技術展に展示されるのですが、どのような車かを、読者の皆さんには特別にお見せします。

下が展示で配布予定のチラシの表。



下はチラシの裏。


松江の街を走るレトロなデザインをイメージしています。

報道の皆さんに囲まれる電気自動車。


テレビ撮影のリクエストに応えてカメラの前を走るプロジェクトリーダー・金澤(修士1年)。


取材に答える金澤と同じくプロジェクト構成員・西垣(学部4年)。



展示会場では、プロジェクトの中核で関わったこの2名が応対致します。
日本初のコンバートEV用のインバータも展示します。

是非、遊びに来て下さいね!

※ この記者会見と取材の様子は、明日(1月10日)の夕方くらいに、どこかで放送されるのではないか、とのことです。
家にテレビのない私の代わりに、誰かチェックして下さい。(笑)



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月4日金曜日

12月後半戦


贖罪の毎日更新は遂に、13日目。
今日から通常勤務ですので、多分今日までが連続投稿が終わります。
今後もなるべく週に1回くらいは更新して参りますので、どうかよろしくお願い致します。

今日は最後、12月後半戦の報告です。

12月は、島根県の2つの研究会(次世代自動車等技術研究会、島根県パワーエレクトロニクス研究会)を企画、そして学生と共に運営したことが大きなイベントでした。

前半戦でも、講演会を企画、運営致しましたが、後半では実機研修までパワエレ研究室で企画、運営しました。

12月19日に開催したパワーエレクトロニクス研究会の流れとしては、下記の様なコンバータを実際に触ってもらって、模型の新幹線の速度を制御してもらい、その動作原理を理解して頂いた後、コンバータに必須のインダクタについて製品レベルでの設計法について学んで頂きます。


もちろん、設計法については、専門の企業の最前線におられたエンジニアの先生をお呼びして、かなり専門的な設計を学びます。

上の写真の中心にあるコンバータは、実は研究生の倉田が作成してくれました。
(9個も!)
ありがとうございます。
その後、コンバータの説明等は、学生が参加企業の皆様を相手に、個別質問対応をしてくれていました。

皆もどうもありがとう。


中心でコンバータを持っているのが、研究生の倉田。
その横に座っているのが、今回のプロジェクトを遂行してくれた修士2年の河野。

12月も講演や共同研究案件も色々とありましたが、やはり研究室の皆で一体になって取り組んだことが、一番心に残ります。
今年も、こういった一体感も大事にしながら、地方を元気に、そして日本を元気にしていきたいと思っています。

今年もどうかよろしくお願い致します。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月3日木曜日

12月前半戦


贖罪の毎日更新は遂に、12日目。

今日はクライマックスの12月前半戦の報告です。

12月5日、6日は愛知県の共同研究先企業様へ、講演会と共同研究打合せ行うために訪問してきました。
最前線を走る企業様の設備と人員の規模に、学生共々、非常に驚きました。
(極秘部分が非常に多く、全く写真がありません、すみません)

12月10日は、島根県次世代自動車等技術研究会の講演会を企画、運営。
同じく愛知県の別な共同研究先の部長様に、今度は島根県にて、ハイブリッドカーの電動化に関するご講演を頂きました。


大企業の部長さん級となると、こういった講演会もサラリとこなされます。
上に上がっていく人は、技術だけではなく色々なスキルが必要になるのだと再認識するくらい、素晴らしい講演内容でした。

さて、12月は就職活動開始の月。
パワエレ研究室を対象にリクルートに来られた企業さんは、8社に上ります。
今の学生さんは大人気で羨ましいです。

しかし、企業様のご来学の度に、学生は自分の研究紹介や実験装置の説明の対応に追われます。


(写真は共同研究進捗状況を説明する修士2年の吉国)

自分の行きたい企業さんへのプレゼンには、学生も気合いが入ります。
良いプレゼンの練習にもなり、一石二鳥。(笑)

どんなことでも、自分を高めることができる部分が必ずあります。
色々な経験を積極的に受け入れて、色々なスキルを向上させ、部長を目指しましょう!(笑)

明日は12月後半戦です。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月2日水曜日

11月の日々(後半戦)


贖罪の更新は遂に、11日目。

新しい年ですが、昨年の報告の続きをば。(笑)
11月の後半戦の報告がまだでした。

11月15日は、島根県立大社高校、横田高校の皆さんが、電気自動車の見学に来られました。

最初の電気自動車の説明をしているのは学部4年の西垣と木村。
高校生対応は4年生の修行の場でもあります。(笑)

11月20日は卒論中間発表会が開催されました。
その様子は”学生のブログ”に詳しいので覗いてみて下さい。

午前中に中間発表会が終わった後、長岡技術科学大学の伊東先生のドクターコースの2名の副査のため、新潟県へ向かいます。

長岡、寒っ!


あの遠峰は小学校の時に習った越後山脈ではあるまいか。

次の日の午前中は長岡技術科学大学でドクターコース2名の予備審査を行った後、午後のパワーアカデミーの会合のために東京大学へ向かいます。
そして夜は次の日の共同研究打合せのため、横浜市まで移動します。
ここまでで、11月21日。(笑)

22日は共同研究打合せを行った後、松江に戻って講義、週末の土日は放送大学島根学習センターで面接講義でした。
この放送大学の2日目には、修士1年の金澤に電気自動車の説明や質問対応を行ってもらいました。
どうもありがとう!

次の週は入試とか企業様5社ご来学対応とか、色々とあったのですが、もうあんまり覚えていません。(笑)

この後半戦では、学部4年生が自分たちできちんと卒論中間発表会の準備をして発表したことが嬉しかったです。
あと、長岡技術科学大学の伊東先生に、飲み会で娘のオムツ代を頂きました。(笑)


伊東先生、ありがとうございます。

そんなこんなで、11月は終わっていきました。
明日からやっと、12月の報告ができそうです。

お楽しみに!



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓


2013年1月1日火曜日

2013年


贖罪の更新は遂に、10日目。

そして2013年開幕。
今年もどうかよろしくお願い致します。

今年は、パワエレ研究室のマスコットキャラクターである黄色い電気自動車が車検が切れてしまったので、他の車に入れ替えの予定です。


修士1年の金澤が主体になって、新しい車体で電気自動車化するそうです。

お楽しみに!

その他、新しいコンセプトの電気自動車も1月15日〜17日まで開催されるオートモーティブワールド2013展示します。
この会場では色々な展示会に分かれていますが、車の軽量化技術展のブースになります。

この新コンセプトEVは、金澤が発案し、島根県が資金バックアップし、株式会社アクティブさんが製作しました。
発案から展示までわずか2ヶ月!
これからの島根県は、”電光石火”がテーマです。(笑)

他にも、島根大学パワエレ研究室と鈴木合金株式会社さんとの共同研究で生まれた、コンバート電気自動車キットの主軸となる電気自動車用インバータ(国産では初)も展示します。

是非、遊びに来て下さいね。

それでは、パワエレ研究室一同、今年1年も電光石火の仕事ぶりで頑張って参ります。
どうかよろしくお願い致します。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
    ↓