2013年2月28日木曜日

修士論文発表会


2月28日は、修士論文発表会でした。

通常は身内だけなのですが、今日の修論発表会は3年生や企業の方まで来られていて、盛況な様子。



質疑も、分野違いの先生方の審査ですので、学会とはまた違った応酬が繰り広げられて、見ていてちょっと楽しかったです。

全員を紹介しようと思ったのですが、何しろ9名なので、紙面が足りません。(笑)

個人的にツボだったのが、最後の発表の服部。



来月にはベンチャーを立ち上げる肝っ玉を持っているのに、こういった場では舞い上がっているのが手に取るように分かって、ずっと笑いをこらえていました。(笑)
何はともあれ、無事に終わって安心しました。

3月は、2ケタを超える共同研究の膨大な報告書が待っています。
皆でここから、ラストスパートです!



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2013年2月25日月曜日

島根県パワーエレクトロニクス研究会の講演会


2月20〜21日は、産総研の方が来られて、SiCパワーデバイスに関する意見交換会。
遠いところまでわざわざご苦労様でした。

2月22日は、島根県パワーエレクトロニクス研究会の講演会。
共同研究でお世話になっているローム様に「ワイドギャップ半導体パワーデバイスの特徴とその応用」の題目でご講演頂きました。



驚くほどご講演が上手で、聞き入ってしまいました。
研究会の副会長として、こういった講演のアレンジ等も行うのですが、良い講演会となり感謝しております。
ありがとうございました。

ということで、先週半ばから週末にかけて、新材料パワー半導体デバイス一色、といった様相でした。
パワーエレクトロニクスの世界でも、今後はSiCやGaNが当たり前の様に使われる時代が、すぐそこまで、ということを最近は強く感じます。

講演会後は大学へ戻り、ローム様をお相手に、梅上(修士2年)が1年間の研究報告会を担当し、終わったらボロボロになっていました。
こんな激しい経験ができた今や、今週の修士論文発表会なんて、メじゃないね!(笑)



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2013年2月24日日曜日

卒業論文発表会


2月19日は、島根大学の卒論発表会でした。
パワエレ研究室からは4名の発表でした。

皆、質疑応答を含めて素晴らしい発表内容でした。



左から、木村、吉田、西垣、七森です。

木村は、パワエレ回路における鉄損評価を解析的に、そして熱測定による実測的にそれぞれ評価し、産業界では非常に困難と言われるインダクタやトランスの損失評価をかなり良いところまで持って来ました。
今後が楽しみな研究であり、人材でもあります。

吉田は、GaN-FETのドライブ回路について徹底的に回路提案、損失の理論式導出、実機検証と王道的な解析を行ってきました。
今後はシステムを含めた評価を、と思っていましたが、GaNにえらく愛着が湧いてしまったそうです。
今後もGaNドライブを発展させ、この分野のスペシャリストになるかも知れません。

西垣は、新材料半導体デバイスのブリッジ方式の回路における誤点呼の解析を行いました。
ゲートしきい値の低いSiCやGaNといったデバイスの応用を、安定化させるために非常に重要な研究です。
知財関係もあるので、あんまり詳しく言えません。(笑)
別件では、観光用EVの実用化にかなり貢献してくれました。

七森は、プリウス方式の昇圧コンバータとインバータの間のキャパシタ容量をいかに小さくするか、という研究です。
現状の製品では1/3の容積をキャパシタが占めていますので、この研究の貢献度は非常に大きいです。
七森は卒論案件だけでなく、先輩方の色々な実験の雑用をイヤな顔せずこなしていました。
お陰で総合力が付いています。今後、花開くと思いますよ。


ということで、1年間、頑張って色々な成果に結びつけることができました。
彼らの成果の一部は、知財化も行っています。
既に学術論文にも掲載決定にもなっています。
新聞報道された活動もあります。

来年は、さらに大きな活動に発展させていきます。

何だか、ワクワクしますね!(笑)



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2013年2月23日土曜日

長岡技術科学大学での博士論文審査


今週は余りの多忙さに全く更新できませんでした。
週初めから、順に更新。

月曜日は、長岡技術科学大学の伊東先生の教え子さん2名の、博士論文審査に行ってきました。
今回は公聴会という最終審査です。

今回の出張で、非常に驚いたことが2点。
1つは、2名の新ドクターの皆さんの優秀さ。
冷静な受け答えを含めて、素晴らしい発表内容でした。

もう一つは、長岡の、雪。(笑)

松江と同じ日本海側だろう、と高をくくって革底の靴で到着して、そのまま引き返そうかと思ったくらいに後悔しました。(笑)
見て下さい、下の写真。



これ、大学構内です。
歩いている人と雪の量を比べてみて下さい。

ただ、道路だけは雪がありません。
何故かとおもって、下を見ると、こんなものが。



水を出して、雪を溶かすシステムが、下の写真のようにズラッと配置されています。



駅まで送迎頂いた車の中で、伊東先生に聞いた話では、このスプリンクラーのシステムを町中に配備したのは、田中角栄元首相だったそうです。
地元に甚大な貢献をされた方だったんですね。

伊東先生、お世話頂いた長岡技科大の皆様、ありがとうございます。

次の日の活動報告は、また明日に。
(今日は雪のことしか書いていませんが(笑))



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2013年2月15日金曜日

研究室見学会


今日は学部3年生に対する研究室見学会でした。
学部4年生からは、彼らは各研究室に配属されます。
その研究室の下見という訳です。

大事な人材獲得のために、修士1年生の4名が頑張って動画作成、プレゼンを行いました。
その様子は下記の日記に上手に書かれていますので、そちらをご参照下さい。

http://www.pe.shimane-u.ac.jp/blog/?p=1659

良い奴隷、じゃなかった、後輩が来てくれると良いですね。(笑)

彼らの作成した動画の中で、BBS山陰放送に紹介されていた動画があったので、下記にピックアップ。



プロジェクトリーダーの金澤がキラキラして運転している姿が印象的です。

金澤は、就職か進学(ドクターコース)かで迷っているみたいです。
皆さん、今後の島根県EVをさらに盛り上げてもらうためにも、彼を見かけたらドクター進学を勧めてやって下さいね。(笑)



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2013年2月13日水曜日

島根県高等学校問題解決型学習成果発表会


2月13日は松江テルサで開催された高等学校問題解決型学習成果発表会に出席してきました。
高校生の発表に対するコメンテーターとしての出席です。

島根県としては初めての試みとのことで、12校の高校の代表が一同に集結して、これまでやってきた問題解決型の研究について、発表していくというものです。
会場に着くと、かなり大きな会場で、人も大勢埋まっていて、驚きました。

最初は、教育委員会のトップの方のご挨拶でスタート。



私がコメンテーターとして担当したのは、下記の発表です

「電気自動車の研究と各種装置の製作」:松江工業高校
「電気と福祉」:益田翔陽高校

前者は、実際に製作した電気自動車を搬入して、動作させていました。



製作を手伝っていたのは、パワエレ研もお世話になっている株式会社アクティブの井上社長。
できる人はどこでも名前が出てきますね。

後者は、地域のお年寄りの過程での電機関係のボランティアを受ける「電ボラ」(電気のボランティア)を推進した活動の紹介でした。
完全に組織化された素晴らしい活動内容で、新聞報道等も色々とされていました。
お年寄りの方々も、あんな良い学生さんが家に来て色々とやってくれたら、嬉しいでしょうね。


これまで私は、高校教育は大学入試のための準備、といった風情の時代を生きてきましたが、今の学生さんは多方面の才能を伸ばし、さらにこうやって評価されるシステムを県がサポートしてくれるという、良い時代を生きているんだな、と少し羨ましくなりました。(笑)

島根県は産学官連携だけでなく、こうやって若い世代の教育・啓蒙も積極的に行っております。
これから、新しい世代を育み、新しい地域を生み出して参ります。



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企業様ご来学


2月8日は、遠方より企業様がご来学されました。
ベンチャー支援等も含めて、長時間に渡り、担当学生(服部・修士2年)と話し合いを持って頂きました。
お忙しい中、ありがとうございます。

夜は企業の方と、日本海の海の幸でも食べに行こうかと思っていましたが、知らない間に学生が鍋を作ってくれていました。

下は企業の方と一緒に鍋を囲んで和気藹々の様子。


学生の皆さん、気を利かせてもらって、ありがとうございます。

(どうやらこの日記を見ると頑張って作ってくれていた様子)

何だか最近は膨大な仕事量に押しつぶされそうになる毎日でしたが、もう一踏ん張りしよう、という気持ちになりました。

春まであと少し。
頑張りましょう!



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2013年2月11日月曜日

「広報しまだい」に掲載


先月刊行された、広報しまだいに掲載されました。
掲載記事は下記。(上記サイトからもPDFにて記事が見れます)


この「広報しまだい」は、企業の方にとっては社内報の様なものです。
最近は色々なメディア等に取り上げられたり掲載されたりしてきましたが、やはりこうやって身近な”身内”に認めて頂けるのが、一番嬉しかったりします。(笑)

まずは、一番近い周りの人達を大切にしていけば、必ず時代は良い流れへ向かっていくと信じています。

今後も、”山本ファミリー”の学生共々、頑張って参ります。



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2013年2月7日木曜日

山陰経済ウイークリー掲載


1月29日発売の、山陰経済ウイークリーに掲載されました。
掲載記事は下記。



色々なメディアで取り上げて頂き、ありがとうございます。
この観光用EVは、実際に市販化にも動いておりますので、今後が楽しみです。
このEVには今後は色々な独自技術を投入していき、全く新しい電気自動車インフラの構築を実現していきます。
今後の動向に是非、注目下さい。


という忘備録はこれまでにして、下の車はですね(笑)、マツダミュージアムの入口に置いてあるファミリアです。



かつてバブルの時代は、この車にスキーキャリアを積んでスキーに行くのが非常に流行ったそうです。

ですが、ラリー仕様の4WD+ターボというモデルも存在し、なかなか硬派な一面も持っています。
そして山道なんかだと、非常に速い車でした。
当時、私はホンダのCR-Xという車に乗っていて、山道でこのラリー仕様のファミリアと勝負になって、ブンブンと走り回った後、私が車ごと崖に落ちてしまって負けてしまったという、懐かしい(?)思い出があります。
(もちろんフィクションですよ。そういうことにしましょう。(笑))

マツダはロータリーエンジンが有名ですが、こういう普通のファミリーカーでも数多くの名車を生み出しています。
今後も新しい時代に向かって、是非頑張って欲しいメーカーの一つですね。



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2013年2月4日月曜日

パワーアカデミー掲載


以前にパワエレ研究室の学生が取材を受けていた内容が、パワーアカデミーに掲載されました。
掲載記事は下記。

http://www.power-academy.jp/human/university/vol20/

取材を受けて初めて知ったのですが、パワーアカデミーの取材は教員は介入できません。
純粋に、学生の声をそのまま掲載しています。

・・・恐ろしいことです。(笑)


ところで、今日は写真がないので、マツダミュージアムの追加の写真をば。


この車はですねっ、RX-3と言って、私がかつて乗っていたRX-7の前身の車です。
やっぱりマツダの当時の代名詞であるロータリーエンジンを搭載していて、当時としては高出力の135馬力を絞り出していました。
当時、最強と言われたハコスカの愛称で親しまれていたスカイラインGT-Rがレースで50連勝していた記録を、打ち破ったのがこのRX-3なんです!
あえて亜流の領域から王者を破るドラマを見せてくれるのは、マツダの真骨頂ですねっ!
いや、前回はセブン(初代RX-7)がベストと言いましたが、このサバンナ(RX-3の愛称)も捨てがたいですね〜っ!


・・・暑苦しいですか?すみません。(笑)



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2013年2月2日土曜日

マツダミュージアム


1月31日はマツダミュージアムへ行きました。
一般の方は予約で3ヶ月待ちの状態なのですが、今回、特別に見せて頂きました。

ミュージアムに入ると、いきなり懐かしい車両達が迎えてくれます。


一番右は、てんとう虫の愛称で有名なスバル360と同じ規格のR360。
その次はキャロル、ファミリアと続きます。

個人的に好きなのは、右から5番目のファミリア。
あのファミリア、ハイパワーなロータリーエンジンを搭載しています。
軽量なファミリアのボディーに高出力ロータリーエンジンのマッチングは、運転していて非常に楽しいはずです!

ミュージアムの中には、ルマンという世界的なレースで日本で初めて頂点を極めた車両も展示されていました。
この車もロータリーエンジンを搭載しています。(4ローター!!)


凄いオーラです!

さて、ミュージアム内にはマツダの歴史を感じさせる色々な車両が展示してあったのですが、どれか1つ持って帰って良い、と言われたら、迷わずコレを持って帰ります。
初代RX-7です!


以前、この後継モデルのRX-7には乗っていたのですが、この初代に非常に憧れがありました。
私の青春の想いがこもった1台です。
ピカピカでした。
いや〜、格好良いなぁ。


・・・仕事で行ったんですよ、一応。(笑)



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