2014年6月23日月曜日

新刊案内「パワーエレクトロニクス回路における小型・高効率設計法」


6月22日より、科学技術出版様から昨年に執筆した書籍が発売されました。
題名は「パワーエレクトロニクス回路における小型・高効率設計法 - 昇圧チョッパから結合インダクタの設計まで -」です。
紹介ページは下記です。

http://www.it-book.co.jp/books/017.html

島根大学パワーエレクトロニクス研究室の初ドクターである川島崇宏(島根県産業技術センター)さんとの共著です。

本研究室が最も得意とする、DC-DCコンバータやPFCコンバータの小型化・高効率化のノウハウを、余すこと無く盛り込んでおります。
トランスの基本的な設計法に始まり、小型化を実現可能なトランスリンク方式、そしてその実用化手法の詳細が記載されています。
従来皆さんが読むことができる論文では書けなかった詳細な部分や式の導出法が一つづつ追っていける内容となっています。
さらに、小型化手法を実現できる回路に対する、安定化制御の設計法も紹介しています。
もちろん、ディジタル、アナログの双方を網羅しています。

さらに、こういった技術解説書では珍しく、次世代型のDC-DCコンバータ用のスナバ方式、ソフトスイッチング方式についても紹介しています。
今後、1MHzを超えるスイッチング周波数領域では、ソフトスイッチング方式は再度脚光を浴びると考えています。
その際の、設計開発の一助として頂ければと思います。

普通の教科書では、動作原理や理論が主ですが、この書籍を依頼された位置付けとしては、”現場技術者のため”としています。
従いまして、この本をベースとすれば、小型軽量化、高効率化のDC-DCコンバータが実際に実機構築が可能となっています。

今、現場にいて、パワエレ技術で周りの同期に差を付けたい皆さん、是非!(笑)


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